不眠に効果のある栄養素と食材を紹介

■不眠症に効果のある食材とは

不眠症に悩む人にまず注目して欲しい栄養素といえば、食品のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸の1種「トリプトファン」です。

「トリプトファン」は、人体内では作り出すことが出来ないため、かならず食事で摂取すべき栄養素になります。

トリプトファンは、眠りを誘うふたつのホルモンの原料なります。
そのふたつのホルモンとは、「セロトニン」と「メラトニン」です。

・トリプトファンは体内で分解されると、まず「セロトニン」に変化します。
セロトニンは、心の安定に欠かせない脳内ホルモンで、不足すると「不眠やうつ症状」を起すと言われています。

・そして、セロトニンは体内で分解されると、メラトニンに再合成されます。
メラトニンは睡眠ホルモンと言われており、これが不足すると不眠の原因になります。

つまり、トリプトファンは、睡眠の質を高める「セロトニン」と「メラトニン」の両方の原料という事になります。

トリプトファンは魚類、肉類(特にレバー)、乳性品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)、大豆製品(豆腐、納豆、味噌、醤油など)、ナッツ類(ごま、アーモンド、落花生、くるみ、カシューナッツ)などに多く含まれます。

食事制限でタンパク質を減らす人がいますが、これは不眠を悪化させます。

但し、トリプトファンからセロトニンとメラトニンを合成するには、卵、バナナ、サツマイモなどに多く含まれる「ビタミンB6」、豚肉などに多い「ナイアシン」、そば、ごぼう、ほうれん草、ネギなどに多い「マグネシウム」を摂取することが大事になります。

但しここで気を付けたいのが、アトピーの症状が身体に出てしまっている場合は、食材も厳選する必要があります。

魚は、養殖ものは避けて天然もので産地を選ぶ、肉は育てられ方(ホルモン剤不使用、肥料も農薬不使用など)にこだわったものを選びます。

大豆製品は出来るだけ発酵食品(納豆、味噌など)から採るほうが、腸内環境を整える面からもお勧めです。
ですので、味噌汁や納豆などの古来からの日本の食事は、健康に作用する影響は大きいと言えます。

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